比叡山の仏教と植生

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出版社
法蔵館
著者名
道元徹心
価格
1,650円(本体1,500円+税)
発行年月
2020年3月
判型
四六判
ISBN
9784831864338

龍谷大学アジア仏教文化研究センターが主催した文化講演会の書籍シリーズ第4弾。

比叡山に守り伝えられた類い希な植生について、歴史や思想、現在の状況を研究者と延暦寺の僧侶が詳しくやさしく解説。

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比叡山は「日本仏教の母山」と称され、延暦寺では「御山は御大師様の体、御山の木々は御大師様の衣」という意識のもとで森を護ってきました。礒村氏と武氏により比叡山の森林管理の現状について語られます。
今日まで比叡山を護る上で様々なことがありました。織田信長による比叡山焼き討ち後、山修山学の理念のもと伽藍が復興する一面について近世の資料を手がかりに道元が述べます。吉田氏が明治期初頭の廃仏毀釈から行政裁判を通じてどのように山林還付が実現したかを明かしていきます。
また、比叡山の森林について仏教(草木成仏説)の立場から村上氏が語っています。最後に現代社会への提言も含め比叡山の生物自然誌を土屋氏が学術的に考察します。
この講演録では、それぞれ専門的立場から「比叡山の仏教と植生」について新たな紹介をしています。
(「はじめに」より)

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【本書の構成】
はじめに  (龍谷大学理工学部教授 道元徹心)
比叡山の森――伝教大師 衣の森――  (比叡山延暦寺総務部主事 礒村良定)
辰張忌考――比叡山の山林を巡る明治時代の行政裁判について――  (天台宗典編纂所編輯員 吉田慈順)
比叡山の森林施業――大師の森を守る――  (比叡山延暦寺管理部主事 武 円超)
比叡森林継承プロジェクトが持つ可能性  (龍谷大学非常勤講師 村上明也)
比叡山の山修山学の理念と継承  (龍谷大学理工学部教授 道元徹心)
比叡山の生物自然誌――山林修行の場における生態復元にむけて――  (龍谷大学元教授 土屋和三)

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