日本医療の近代史

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出版社
ミネルヴァ書房
著者名
宗前清貞
価格
7,150円(本体6,500円+税)
発行年月
2020年3月
判型
A5
ISBN
9784623088669

近代医療の制度化を歴史的に俯瞰する
技術・保険・供給の各要素から医療を包括的に展望し、医療制度史と福祉国家研究を接続する。

これまでの政治学研究では、医療問題を社会保障の一環、あるいは福祉国家研究の一分野として扱ってきた。ところで日本の医療システムは、経済的負担が軽い一方で衛生状態は総じて高い。後発の福祉国家としてなぜ医療制度だけが突出して発展しているのか。こうした特性はいつ、どのように生じたのか、本書は歴史的経緯を丹念にたどり、医療面における日本の近代化過程を解明する。さらに、医療と福祉国家の関係についての新たな視野を提示する。

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