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【2020年度日本経営学会賞受賞作(著書部門)研究奨励賞受賞】
【2021年度(第15回)企業家研究フォーラム賞受賞】
【2021年度(第37回)組織学会高宮賞(著書部門)受賞】
【2020年度(第45回)中小企業研究奨励賞経営部門本賞受賞】
今日、イノベーションとそれによる社会変革の必要性が高まっていると言われる。しかし、これまでなされてきた議論は、イノベーションそのものやそれを担う人々に関心が集中していた。
本書は、そのような大きなイノベーションが起きた時、周辺的な立場でその影響を被る人々、そこからさらに業界という高い視点にもフォーカスを当てる。強力なイノベーションは社会システムに対し破壊的な側面もあり、安定を求める人々にとっては恐れの対象となり得、それに否応なく巻き込まれた人々はどう対応したか、その理解を深めることが社会の発展を考える上で必要だからである。
著者は、このような劇的なイノベーションが既存業界を襲った典型的な例である写真のデジタル化とDPEショップ(ラボ)を取り上げ、個々のプレーヤーの行為、プレーヤー間の関係、ミクロの行為の集積としてのマクロ現象、のそれぞれについて丁寧に分析を行う。
結果として描き出されるのは、企業を成功に導くための単なる法則やパターンの提示ではなく、ベストプラクティスでもない。より現実の意思決定の現場の感覚に即した懸命なプレーヤーたちの行動、また業界の変容のダイナミクスである。それが私たちの社会というものを「読む」能力の構築につながるであろう。
経営学研究で権威ある組織学会高宮賞受賞の論文を大きく発展させた大著。
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