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大谷光瑞(鏡如上人、1876~1948)の没後(遷化)70 年に行なわれた国際シンポジウムを書籍化。
イギリス、トルコ、中国、台湾、日本の研究者による最新成果を公開する。
遷化70 年を迎え、大谷探検隊を含む様々な活動を通して、光瑞のめざしたものは何であったのかを、とくに彼が手がけた居住空間を巡りながら探究する。
また、国際的規模で遂行された光瑞の事業活動の歴史的背景や意義を再考し、光瑞が開拓した国際交流活動の特徴を明らかにするとともに、宗教者(仏教者・念仏者)でありつつ、探検、研究、教育、実業、農業、著述といった様々な活動をおこなった原動力を探る。
《本書の構成》
はじめに [三谷真澄]
【基調講演】大谷光瑞師のめざしたこと [入澤 崇]
大谷光瑞の建築観――生涯にわたる建築家との関わりから考察する―― [菅澤 茂]
二楽荘と神戸大港都構想論 [和田秀寿]
管見三夜荘 [市川良文]
中国における大谷光瑞師 [柴田幹夫]
「旅順大谷邸」と周水子「浴日荘」について [加藤斗規]
大谷光瑞と西本願寺上海別院・無憂園
――上海の日本人居留民社会の生活空間を中心として―― [陳 祖恩]〈李 曼寧 訳〉
台湾・逍遥園と修復事業 [黄 朝煌]〈李 曼寧 訳〉
英国における大谷光瑞――場所と人々―― [イムレ・ガランボス]〈亀山隆彦 訳〉
トルコにおける大谷光瑞師の構想と農業 [エルダル・キュチュクヤルチュン]〈永島 育訳]
【資料紹介】「別府・観光都市計画」と晩年の大谷光瑞師 [掬月誓成]
コメンテーターの総括と質疑応答[三谷真澄・白須淨眞・片山章雄・松居竜五]
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