シリーズ「九州の中世 全4巻」の2巻は、鎌倉~室町時代に九州に根を下ろした武士の拠点がテーマだ。彼らが拠点をすえた土地(地域)とは、どのような場だったのか。本書は、核になる城・館をはじめ、その周囲に広がる寺社や墓所、町場や集落、古道や旧河道といった中世の風景を復元する試みである。九州の中世を知る上で欠かせない歴史学の最新成果もあわせて収録し、読者の理解を助けることも忘れない。
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