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わたしは弱いってわかってる。それならば、
せめて、ひと太刀
剣道初心者・成美の最近のなやみは
自分の背が高いため、相手の胴が打ちにくいこと。
道場仲間の太一、茜、浩次郎と監督とともに、稽古に励んでいる。
そんなある日、成美はかつての親友レオナと
思わぬかたちで再会する。
レオナは成美とトラブルを起こして転校したのだが、
彼女もまた、剣道を始め、隣町の道場に通っていたのだ。
それぞれの道場の監督同士が知り合いだったこともあり、
レオナは団体戦の人数が足りない成美のチームの助っ人となり
いっしょに大会にでることになる。
レオナの本心がわからずとまどう成美と
なにか思うところがあるらしいレオナ、
二人の試合と友情のゆくえは?
迫力の試合シーンと、繊細な感情の揺れ動きが交錯する
剣道小説第三弾!
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