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「あいだ」と「つながり」からなる人間関係。
人間関係を生きることは,他者という異質なものを受容しながら自己との共存を図ることである。それは,葛藤を生きることに等しく,葛藤と折り合う力が求められる。生きやすい人間関係のみを展開していると,葛藤と折り合う力は衰退していく。本書は,生きるために必要な本来の人間関係力を回復させることを目指す。
第Ⅰ部では,多様な場面で,本質的理解を志向しつつ,現実には社会のあり方に規定されているという事実性のなかで,人間としての喜怒哀楽を経験しつつ,成熟していくことに焦点を置き,教育・心理,介護・医療,そして企業といったフィールドで具体的な人間関係の実相に焦点を当てる。領域こそ異なるものの,そこで展開されている人間関係が,他者への関心,他者と向き合う,他者性への働きかけ,関係性を生きる,対話による共同主観化等,共通するキーワードに依拠している。
第Ⅱ部では,人間関係学の思想的背景を論じる,第Ⅰ部で展開されている多様な場面における人間関係について,その背後にある人間関係理論を理解されたい読者への道標となっている。
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