いまを生きるわれわれに歴史の一場面を伝えてくれる史料、古文書。
そこに記された内容のみならず、文字の配置や大きさ、料紙の選択、印の位置など、「モノ」として残るその形もまた、古文書の持つ様々な意味と機能を伝える貴重な情報源である。
古代から近世にいたる日本の古文書の様式と機能の変遷を通史的・総合的に論じ、また、文書体系を共有するアジア諸国の古文書と比較。
日本の古文書の特質を浮き彫りにし、東アジア古文書学の構築のための基盤を提供する画期的成果。
掲載図版120点超!カラー口絵では、古文書の様式を分かりやすく図解。
2018年秋に国立歴史民俗博物館にて開催され、SNS等でも大きな話題となった企画展示「日本の中世文書―機能と形と国際比較」。その関連シンポジウムおよびフォーラムを一書にまとめた貴重な一冊。歴史ファン・古文書ファン待望の一冊。
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