中小企業経営・政策
取り寄せ不可
中小企業診断士1次試験は7科目の幅広い領域から出題され,合格には平均6割以上の得点が求められるが,1年間で1次試験・2次試験の両方の勉強をするためには最大でも8か月ほどしか1次試験に時間を割くことはできない。受験生はいかに早く出題傾向を把握し,頻出な論点を繰り返し解くことができるかが重要となる
では,出題傾向や重要な論点はどのように把握すればよいのか? そのためには,過去問題を複数年度確認する必要がある。
これまでの過去問題集では同一論点の一覧性を確保したい場合は、受験生自身が過去問題を出題項目ごとに並べ替える必要があった。
「市販の問題集で論点別にまとめたものがあったらいいのに…」
本書はそのようなニーズに対して応えたものである。平成22年度から令和元年度までの1次試験過去問題を収録し,論点別・重要度別に並び替えたことで,自分の苦手な論点を徹底的に克服することができるようにした。なお,問題ランク(頻出度)Cの問題と解説については,「過去問完全マスター」のホームページからダウンロードできる。
◆過去問完全マスターの使い方
1.全体の出題傾向を把握する
巻末に経年の出題傾向を俯瞰して把握できるよう,「出題範囲と過去問題の出題実績対比」を添付した。問題を解く前にこの一覧表で頻出論点を把握し,頻出な部分から取り組むことをお勧めする。また,実際に問題に取り組んでいく際,各章ごとに「取組状況チェックリスト」に日付と出来栄えを記入し,苦手論点を把握・克服する方法を推奨する。
2.各章の冒頭部分を読む
以下のような各章の冒頭部分に,出題項目ごとの頻出論点に関するポイントと出題傾向を記載している。まずは、この部分を読み,頻出論点の内容と傾向を把握してほしい。
3.問題を解く
各章の論点別に問題を解き,解説や各章の冒頭部分の説明を読み,論点別に理解を深める。取り組む優先順位がわかるように,各問題の冒頭には「頻出度」をベースに執筆者が「重要度」を加味して設定した「問題ランク」をA~Cで記載している。
4.解説を読む・参考書を調べる
頻出論点の問題を解き,解説を読むことを繰り返していくと,類似した内容を何度も読むことになる。結果,その内容が頭に定着しやすくなる。これが本書の目指すところである。
5.取組状況チェックリストを活用する
各章の冒頭部分に,「取組状況チェックリスト」を挿入している。これは,何月何日に取り組んだのかを記載し,その時の結果を記しておくことで,自分がどの論点を苦手としているのかを一覧するためのツールである。
法律・制度改正や中小企業白書(付属統計資料)のデータ改変にも、過去問を改題して対応。
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