海はだれのものか

シリーズ海とヒトの関係学

海はだれのものか

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出版社
西日本出版社
著者名
秋道智彌 , 角南篤
価格
1,760円(本体1,600円+税)
発行年月
2020年3月
判型
A5
ISBN
9784908443503

海と人間を取り巻く環境について様々な視点で考察したシリーズの第三弾。

昨今隣国との揉めごとで注目を集める海の境界線。

そもそも海は誰のものなのか。

海についての歴史、資源や漁業、領海をめぐる様々なせめぎあいについて、多様な分野の専門家が考察いたします。





目次



はじめに―資源はだれのものか 秋道智彌



<第1章 なわばりとコモンズ>



1)なわばりと紛争の海 秋道智彌



2)漁業権とはなにか?―海の排他主義を問う 八木信行



3)クジラ取りの系譜 ―生業捕鯨と商業捕鯨 岸上伸啓



コラム  IWC脱退と日本の捕鯨 森下丈二



4)閉鎖される海 中谷和弘



<第2章 越境する海人たち>



5)ナワバリに生きる海人―日本中世の〈海の勢力〉をめぐって 黒嶋 敏



6)ヴァイキングが切り開いた北極圏交易―セイウチの牙をめぐるグローバルな経済構造 小澤 実



コラム   環オホーツク海地域をめぐる古代の交流 熊木俊朗



7)国境をまたぐ海洋民 門田修



8)東アジア交易圏の中の琉球 上里隆史



コラム   開国への扉を外から叩いた男―幕末の漂流民、音吉 齋藤宏一



<第3章 海のせめぎ合い>



9)いま東アジアの海で起きていること 竹田純一



コラム   南シナ海に関する比中間の仲裁手続における仲裁判断の意義 西本健太郎



10)海底ケーブルのガバナンス―技術と制度の進化 土屋大洋・戸所弘光



11)海洋境界の争いは解決できるか 坂元茂樹



コラム  大陸棚の延伸 谷 伸



12)「海のジパング」に向けて 浦辺徹郎



コラム  日本固有の領土と発信力 髙井 晉



おわりに―海はだれのものか 秋道智彌・角南篤



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