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石井寛治氏(日本学士院会員・東京大学名誉教授)推薦
「情報革命が進み、知識の独創性の価値が高まるなかで、本書は知的作業の正常な進歩を破壊する巧妙な一大盗作事件を告発する。すなわち、親しく指導してくれた先輩の歴史研究の構想と成果を剽窃した者が、学界でその所業を暴露されると、逆に先輩を名誉毀損で訴え、原告の嘘を丸呑みした裁判官が訴えを認めたという学界・司法界に跨る不祥事の記録である。問題の要点を知りたい読者には被告の友人の意見書から読むことを勧めたい。」
〈二〇一三年七月一二日午前、私は一通の配達証明つき郵便を受けとった。――〉
それは、小林英夫氏(早稲田大学名誉教授)の『「大東亜共栄圏」の形成と崩壊』(1975年に刊行)は、それまで緊密に共同研究していた原朗氏の研究構想と研究成果を巧妙に剽窃した著作であった、という約45年前の出来事について、原朗氏(東京大学名誉教授)が言及したことから始まった。小林氏は、これらが自らの名誉を毀損するものであるとして、東京地方裁判所に訴訟を提起したのであった。本書はその6年にも及ぶ裁判の全記録である。
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