禁忌の兵器

1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります

出版社
日本経済評論社
著者名
榎本珠良
価格
6,600円(本体6,000円+税)
発行年月
2020年2月
判型
A5
ISBN
9784818825505

ダムダム弾、攻撃的兵器、大量破壊兵器、地雷、クラスター弾――特定の兵器をタブー視する近現代の発想や概念はいかに構築され変容したのか。既存の知の前提を問う新たな試み。

【目次】
序 章 パーリア・ウェポンの系譜学  榎本 珠良
第1章 国際法学者の失敗 ~古典的戦争法における未完のプロジェクトとしての兵器違法化~  ミロシュ・ヴェッツ
コラム1 ダムダム弾 ~「文明」と「野蛮」の境界~  竹内 真人
コラム2 いまだ存在しない兵器の禁止 ~化学兵器・生物兵器の事例~  榎本 珠良
第2章 戦間期のイギリス軍縮政策と質的軍縮論 ~「攻撃的兵器」の規制をめぐって~  松永 友有
第3章 イギリスを中心とした戦間期の空爆禁止議論  小谷  賢 
コラム3 戦間期イギリスにおける重戦車開発 ~潰えた大型陸上軍艦の夢~  山下 雄司 
第4章 「大量破壊兵器」概念の歴史化  イド・オレン、タイ・ソロモン
第5章 戦略的なタブー ~化学兵器とアメリカ外交政策~  ミシェル・ベントリー
第6章 特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)の成立過程 ~軍事大国と弱小国の相克と妥協~  岩本 誠吾 
第7章 「地雷危機」の構築と地雷のパーリア化 ~開発と安全保障の融合の時代~  榎本 珠良 
第8章 「非人道的」兵器のスティグマタイゼーションを再考する ~クラスター弾禁止と禁止賛同派の戦略~  福田  毅
コラム4  「自律型致死兵器システム」(LAWS)の禁止論と交渉の展望 佐藤丙午・森山隆
コラム5  「殺人ドローン」と呼ばれる武装無人航空機をめぐる議論の現状 森山  隆
終 章 「パーリア・ウェポン」研究とその課題  榎本 珠良
あとがき
国際合意文書一覧
索引
英文目次

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top