てのひらに未来

くもんの児童文学

てのひらに未来

1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります

出版社
くもん出版
著者名
工藤純子 , 酒井以
価格
1,540円(本体1,400円+税)
発行年月
2020年2月
判型
四六判
ISBN
9784774330549

中学生の琴葉が、家族や平和について考えながら、未来に進んでいく物語。

 中学2年生の琴葉は、そりのあわない頑固職人である父親や、居候の気になる年上男子・天馬に悩まされながらも、充実した学生生活を送っていた。琴葉の実家は、父の経営する町工場だったが、ある時期を境に、注文の量が減りはじめ、経営が危うくなってくる。注文が減りはじめた理由は、「琴葉の父が、大口の注文を断ったからだ」ということを知った琴葉は、父に理由を尋ねるが、頑として教えてはくれない。
 実家の危機に立ち向かうなかで、天馬の見せる優しさにふれた琴葉は、次第に彼のことを意識するようになる。やがて、彼の口から「中国人である母と、祖母の折り合いが悪く、家族がバラバラになってしまった」という事実を聞かされる。以来、ますます天馬のことが頭から離れなくなった琴葉。そんななか、これまで姿を見せなかった天馬の父親が工場を訪ねてくる、という知らせが入ってきて……

 第3回児童ペン少年小説賞を受賞した『セカイの空が見えるまち』や『となりの火星人』、『あした、また学校で』など、話題作を発表しつづけている工藤純子先生の新作は、「未来と平和」について考えるきっかけになる物語。

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top