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従来、霊山は祖霊や水分神の居所とされていた。それに対し、著者は、伊豆山、日金山、富士山の信仰の根源にある噴火をもたらす火の神と、その現れである神龍の信仰に着目、そこに流れる熊野修験の影をさぐり、さらにはその信仰が奥武蔵から東北の遠野にまで及ぶことを解明する野心作。(発行=梟社)
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