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十九世紀前半英国で誕生した鉄道は、さまざまな国の無数の人々の人生とかかわり、心を捉え、文学に登場し、重要な風俗の一部ともなった。名著『英国鉄道物語』の著者が描く、欧米諸国の「なつかしい汽車の時代」。
〈目次〉
1─ボルティモアからインドへの道──アメリカ文学と鉄道
一─アメリカ蒸気鉄道の幕開き 二─「アメリカン」スタイル 三─ホイットマンと機関車 四─ウォルデンの森をさわがす鉄の馬 五─大陸横断鉄道建設時代 六─汚辱の裏面史 七─鉄道王と「たこ」
2─奇妙なインタールード──西部大列車強盗
一─発端 二─全盛時代 三─衰亡
3─無邪気人間汽車の旅──マーク・ドゥエインと「社会改革者と旅して」
一─金メッキ時代の大博覧会 二─快適平和な汽車の旅 三─「社会改革者と旅して」 四─シカゴへ 五─プルマンカーの登場 六─プルマンカーの世界征服 七─社会改革は可能か
4─暴走列車はどこへ行く──ゾラと『野獣人間』
一─フランス鉄道の発達 二─ゾラの『野獣人間』 三─メダンの別荘 四─写真家ゾラ 五─サン・ラザール駅 六─現代のバベルの塔 七─不吉な出発 八─恋人としての機関車 九─パリの環状線 一〇─破局 一一─永井荷風のフランス鉄道旅行
5─鉄路を遮る政治の壁──ヨーンゾンと『ヤーコプについての推測』
一─ドイツの鉄道の歩み 二─東西の悲劇を描いた戦後の傑作 三─職人的鉄道員 四─厳しい現実 五──私的な生活 六─作者ヨーンゾンについて 七──ベルリンの市内国電
あとがき
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