DockerやKubernetesを使ってアプリケーションをデプロイすることは、いまや当たり前になりつつあります。しかしながら、DockerやKubernetesのセキュリティを確保することはいまだに簡単ではありません。
デフォルトの設定でコンテナを実行していませんか?
Kubernetesのリソースに対する権限を正しく設定できていますか?
本書は、DockerやKubernetesのセキュリティを強化するための設定方法や、便利なツールの使い方について、網羅的かつ詳細に記しています。また、Dockerに代わるコンテナエンジンとして話題のPodmanなど、最新のソフトウェアに関する情報もふんだんに盛り込みました。
第1章 Docker/Kubernetesのおさらい
・DockerやKubernetesの使い方について簡単におさらいします。
第2章 コンテナ運用における脅威の事例
・DockerやKubernetesを構成するコンポーネントの過去の脆弱性情報や、設定ミスによる攻撃被害事例を紹介します。
第3章 ランタイムのセキュリティTips
・Docker APIエンドポイントを保護する方法、コンテナを非rootユーザで実行する方法や、SELinuxでファイルアクセスを厳しく制限する方法などを紹介します。
第4章 イメージのセキュリティTips
・Dockerイメージの脆弱性を検査する方法や、プライベートイメージレジストリの構築方法などを紹介します。
第5章 KubernetesクラスタのセキュリティTips
・Service AccountやRBACの基本的な設定方法から、独自のAdmission Webhookの開発方法といった応用的なTipsまで幅広く紹介します。
第6章 アプリケーション間通信を守る
・Network PolicyやIstioを使ってPodの通信を制御する方法や、SPIFFEでアプリケーションを認証する方法を紹介します。
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