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奉納仕合いに奇妙な噂。
選ばれた剣士に下る、恐るべき使命とは…?
かつて祖父ら三人が受けた御上からの密命が今再び!?
その祖父の消息が判明した。
魔界白神山地の谺仙之助に津軽藩が刺客を放った!
十五歳の寒九郎が江戸へ逃れて三年。
津軽藩士の父は切腹、母は後追いの寒九郎は、叔母が嫁いだ旗本武田作之介の後見で文武の修行に励んでいた。
一月十六日の奉納仕合いを前に奇妙な噂が流れた。
勝ち抜いた剣士に御上から恐るべき密命が下されるという。かつて寒九郎の祖父らへの密命と同様に…。
その祖父は今、津軽藩からの刺客を逃れて魔界白神山地に隠れていると判明。
◆ 著者について
森 詠 もり・えい
栃木県旧大田原町出身。那須地方に育つ。
東京外国語大学卒。主な著作に『振り返れば、風』『燃える波濤』『雨はいつまで降り続く』『夏の旅人』『冬の翼』、戦争小説『日本朝鮮戦争』、
警察小説『横浜狼犬』『清算』、青春小説『オサムの朝』『少年記オサム14歳』『那珂川青春記』『日に新たなり』『はるか青春』『パートナー』等がある。
歴史時代小説『七人の弁慶』や『坂東三国志』も書いている。
本書は既刊の「忘れ草秘剣帖シリーズ」「剣客相談人シリーズ」(全23巻)とは趣きを新たにした、第3シリーズの第2弾。
◆ 好評既刊
剣客相談人 全 23 巻
忘れ草秘剣帖 全 4 巻
( いずれも二見時代小説文庫 )
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