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2020年度、連続テレビ小説『エール』で、主人公のモデルとなった国民的作曲家、古関裕而と妻・金子(きんこ)。
ふたりは文通のみで恋愛し、ひとたび会った時には、たちまち結婚に至るという、希有な純愛で結ばれた。
当初は、オペラ歌手を目指していた金子の、裕而へのさりげないファンレターで始まった文通は、やがて熱烈なラブレターへと変わっていく。
手紙による恋愛、結婚という純愛物語は、現代ではもはやおとぎ話。ふたりの愛の往復書簡は、逆に新鮮に心に響くに違いない。
なおこの作品は、長男である正裕氏が、父と母が残したラブレターを整理し、丹念に読み解き、10年の月日をかけて、ふたりの熱情と名曲誕生秘話を綴った、珠玉の恋愛小説。身内によって書かれた唯一無二の物語である。
[目次]
プロローグ
第一楽章
アダージョ カプリッチオーソ ゆったりと きままに
第二楽章
アンダンテ カンタービレ ゆっくりと 歌うように
第三章
アレグロ ドルチェ 速く 甘く
第四章
プレスト アパッショナート とても速く 情熱的に
エピローグ
付録(16P)
写真で綴る古関裕而・金子略年表
『エール』をより楽しむために。
【プロフィール】
古関裕而(こせきゆうじ)
誰もが一度は口ずさんだ名曲の数々を作曲
1909年生まれ。昭和を代表する日本の国民的作曲家。その80年の生涯で残した楽曲は、5000曲。
代表曲は、伝説の『東京オリンピック・マーチ』、今でも毎夏演奏される、全国高等学校野球大会の歌『栄冠は君に輝く』、大阪タイガースの歌『六甲おろし』、巨人軍の歌『闘魂こめて』、『高原列車は行く』『君の名は』『長崎の鐘』『鐘の鳴る丘』『モスラの歌』等、みんなで合唱できる歌も多数。
古関正裕(こせきまさひろ)
1946年、古関裕而・金子夫妻の長男として東京都に生まれる。成城学園初等科入学後、ピアノを習い始める。高校在学中にはバンド活動に熱中。
1965年、早稲田大学理工学部に入学。70年日本経済新聞社に入社。98年早期退職後、ピアノを再び習い音楽活動を再開。
2013年より父、古関裕而の楽曲の演奏を中心としたライブ・ユニット「喜多三」(きたさん)を結成しライブ活動継続中。
2009年古関裕而生誕百年記念CD全集の企画・監修で、日本レコード大賞企画賞受賞。著書に『緋色のラプソディー』がある。
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