「自分カメラ」の日本語「観客カメラ」の英語

「自分カメラ」の日本語「観客カメラ」の英語

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出版社
新曜社
著者名
熊谷高幸
価格
2,420円(本体2,200円+税)
発行年月
2020年2月
判型
四六判
ISBN
9784788516663

なぜ英語は冠詞が必要なのか? なぜ単数と複数を区別するのか? 日本語と英語の本質的な違いを「世界を捉えるカメラ」の違いにたとえると、その根拠がみごとに説明できる。日本人には理解しがたい英語の文法がストンと腑に落ちる画期的な英語論!



著者からのことば



 急速にグローバル化が進む中、これまで英語に縁のなかった人々も含め、国際語としての英語を身に付けなければならない時代になっています。しかし、日本語と英語の文法には両極といっていいほどの違いがあり、これが大きな障壁になっています。それを押して、ただ暗記学習にはげむのでなく、違いの根元を知っておくことが英語学習を助け、また日本語のよさを発見することにもなると思います。



 日本語は出来事の内側の視点、つまり自分カメラで世界を捉え、英語は外側の視点、つまり観客カメラで世界を捉える、というのがこの本のエッセンスです。これは両言語の違いのひとつというより、文法の全体に、さらには文化の全体にまで及ぶ違いです。グローバル化の時代だからこそ、このことを自覚して将来にのぞみたい、という思いを込めて書いたのがこの本の内容です。

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