特集:内科エマージェンシー
1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります
日本の救急外来では、米国のように救急医がすべての患者の初診に携わることはまれで、内科系疾患は内科系の医師が救急対応をしている施設が多いのが現状です。「臓器横断的な知識をすべてもっていなければ内科救急に対応できないのか?」という問いの答えは「否」であり、「内科の知識さえもっていれば救急に対応できるのか?」という問いの答えもまた「否」です。
救急対応において最も重要なのは患者の命を失わないこと、すなわち蘇生です。そこで本特集では総論として、救急患者の管理で必須のABCD(気道・呼吸・循環・中枢神経)の維持をまとめます。加えて、致死的疾患の適切な初期診療ができる能力、致死的疾患を適切に除外できる診断能力をもつ必要があります。そこで各論では、救急外来でよく遭遇する症候における代表的な致死的疾患を、非専門医であっても適切にマネジメントできるようにまとめます。また、救急外来で知っておくと医療の質をより高められる知識をコラムとして取り上げます。
「科学的裏づけのある診療方針とは何か」に加えて「エキスパートは実際にどうしているか」をバランスよく融合し、ERにおける時間軸(クロノロジー)とエビデンスを重視したDecision Makingができるような、実践的な特集を目指します。特に初期研修医~内科・救急科専攻医の先生方にとって役立つものになれば幸いです。
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。