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■評論家・石平氏推薦!2000年の「覇権」の歴史が知っている!
「なぜ、イギリスはEUを離脱するのか?」
「なぜ、米中は貿易、宇宙、AI等で覇権を争うのか?」
「なぜ、アメリカは世界の警察官をやめたのか?」
「なぜ、大国はことごとく衰退する運命にあるのか?」
世界を正しく読み解くうえで欠かせない視座こそ「覇権」である。
有史以来「覇権」をめぐって争ってきた人類。
世界史は興亡、争奪、確執、戦争を繰り返した歴史でもあり、
世界史だけが覇権を握る条件を知っていると言えよう。
ローマ帝国、漢王朝、モンゴル帝国、大英帝国、アメリカ合衆国…。
歴史上、覇権国家と呼ばれた国は「生存」「宗教」「植民地」「経済」といった目的にそって
熾烈な争いを歴史に刻んできた。
本書は「覇権」という視座から2000年の歴史に立ち返り
今の世界で起きていることの根源を探る新視点の歴史教養本。
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――本書「まえがき」より
全世界規模の覇権国家は、十六世紀末のオランダに始まり、イギリス、アメリカと受け継がれた。
ローカル規模な覇権国家は、東アジアでは戦国時代を終焉させた秦に始まる中国の統一王朝がそれで、匈奴や突厥、モンゴルのように北方民族が統一された状態もそれにあてはまる。
西アジアではアッシリアに始まり、アケメネス朝がそうならササン朝もそうだろう。イスラーム時代に入ってからは、アラブ帝国、ウマイヤ朝、アッバース朝、チムール帝国、オスマン帝国、サファヴィー朝などが該当する。
ヨーロッパではマケドニアとローマ、ビザンツ帝国、フランク王国、カヌートの帝国からしばらく飛んで、同じくハプスブルク朝下のスペインとオーストリアが該当しよう。
こうした覇権国家は、歴史に名を刻みこそすれ、永遠に続くことはない。栄枯盛衰からは逃れられないわけだが、歴史に学ぶことで延命を図る程度であれば可能かもしれない。
二十一世紀を生きるわれわれは、歴代の覇権国家のあり方を数々の文献や遺跡を通じてかなり詳しく知ることができる。科学の進歩は大量破壊兵器を製造する一方で、歴史に学ぶ材料を数多く取り揃えてくれてもいる。過去の成功にも失敗にも学ぶ点はたくさんある。問題はその見極めと、現代社会にどう活用するかである。
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