取り寄せ不可
苛酷な労働条件下に置かれた女工という従来の一面的な見方を離れ、実際の製糸女工たちの生の声に基づいて「女工哀史」を再構築する。
■佐伯順子氏(比較文学者・同志社大学教授)推薦
製糸女工の労働歌「糸引き歌」の数々、当事者への聞き取り調査からみえる女工たちの主体的な<声>から、「女工哀史」的な抑圧の歴史にとどまらない、彼女たちの肯定的な労働意識を明らかにする本書は、マクロな政治史、経済史から周縁化されていた女工たちのミクロな生活史を通じて、生計を支える誇りある女性たちの労働観を浮上させる。”女性活躍”等の甘い観念とは異質な近代日本女性の労働参画の歴史から、現代日本のジェンダー状況をも問い直す画期的労作。
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