日本語の個性

中公新書

日本語の個性

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出版社
中央公論新社
著者名
外山滋比古
価格
880円(本体800円+税)
発行年月
2020年2月
判型
新書
ISBN
9784121804334

日常気づかずにいるわれわれの言語生活にはびっくりするような盲点がある。もともと日本文の重心は動詞のほうにあったが、近代の日本語は名詞に重心がおかれて何か不安定な感じを与える。それは翻訳文化の影響だといえる。「終りよければすべてよし」の構造をもつ日本語はまた読む言葉と聞く言葉が別々でもある。その理由は何か。室内語として洗練されてきた日本語が、時代とともに戸外語化して乱れてきた背景なども含めて考える。

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