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クラウゼヴィッツ夫妻の『戦争論』を世に出すための戦いが今始まる――。1818年ベルリン。士官学校校長という閑職に就いたクラウゼヴィッツ少将は「戦争の正体」を明らかにする論文を構想していた。貴族出身の妻マリーを相手にナポレオン戦争の体験と教訓を語る中で彼の目に見えてきたものとは? 二百年後の現在もなお読み継がれる未完の古典的名著、その誕生の裏側を描き出す斬新な歴史小説誕生!
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