中世仏教絵画の図像誌

中世仏教絵画の図像誌

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出版社
吉川弘文館
著者名
山本聡美
価格
9,350円(本体8,500円+税)
発行年月
2020年2月
判型
A5
ISBN
9784642016636

日本美術史は、仏教との関係を看過して語りえない。漢訳仏典を淵源とする図像が絵巻や掛幅に広く用いられ、時に、世俗の文学や伝承とも結びついて多義的な意味と霊性を獲得した。因果応報観に基づく絵巻、六道輪廻と救済を説く六道絵、朽ちてゆく死体を描く九相図など、中世日本における闇の表象を取り上げ、各々の図像成立と受容の歴史に迫る。

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