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繁栄の分かち合いという仏教経済学の目標(世界中の人々が生態系と調和した快適で楽しい人生を送れるよう地球資源を利用)を追求。
仏陀は、真の幸せは外の世界、名声や消費、友人や権力から得られるものではないと説いた。私たちが見えない大きなものに身を委ね、すべての人に慈悲の気持ちを持ち、人生のかえ難い瞬間を自覚することにより、真の幸せは自己の内面から来る。お互いの思いやりを反映し、世界の資源を持続的に分かち合える経済の仕組み作りを提唱する。
【推薦のことば】
「その昔アダム・スミスは、皆が利己的であれば経済はうまくいくことを示した。しかしクレア・ブラウンの業績は、遥かに素晴らしい。この英知に満ちた本は、読者に考える糧を与える。すべての経済学者に、すべての人々に読んでもらいたい」
ジョージ・アカロフ 2001年ノーベル経済学賞
「仏教経済学は、平和、公正、そして持続可能な環境を求めるすべての人の道案内となるだろう」
ジェフリー・サックス 国連事務総長ミレニアム開発目標顧問、コロンビア大学教授
「仏教経済学という切り口は新鮮だ。ウェルビーイングについて考えるにあたって、日本人にとって身近な仏教について学び直すことが有効だという気づきを得ることができた」
佐渡島庸平 コルク代表
「経済学の新たな理解への画期的貢献。ブラウン教授は、現代の経済学者が中心課題と考えるものを、仏の深い智慧を用いて痛烈に批判する。その将来を見すえるアプローチはより良い世界を拓くだろう」
アマルティア・セン 1998年ノーベル経済学賞
「競争と自己利益の極大化を前提とする経済学から、共存共栄と自然万物との相互依存を基調にした新しい経済学へのパラダイム転換の書だ。環境破壊と格差拡大の呪縛から私達を解き放つ鍵は、仏教的世界観の再評価にあった」
竹中正治 龍谷大学経済学部教授
「重要かつ刺激的な一冊。クレア・ブラウンがみごとに描写するように、新しい経済学は、持続可能な環境、繁栄の分かち合いと相互依存に焦点を当てることになるだろう。経済学は、万人の生活の質を良くするために、どのように協力できるか、人の心を動かすものであるべきだ」
ロバート・B・ライシュ カリフォルニア大学バークレー校公共政策大学院教授、『最後の資本主義』著者
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