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シャープで洗練されたルネ・ラリックのガラス工芸は、近年ますます注目され評価を高めています。20世紀初頭のガラス界に「アール・デコ」というモダンな様式を生み出した工芸家ルネ・ラリック(1860-1945)の仕事は、日々の暮らしを豊かなものにするガラスづくりに特徴があります。
その姿勢は18世紀ロココ時代に遡るフランス流のエレガンス、すなわち優美で洗練された生活文化の創造に連なるものです。ジュエリー作家として過ごした前半生からラリックが着目していたガラス素材は、原料も入手しやすく量産にも適しており、芸術と実用を両立させることのできる理想的な素材でした。
透き通る光の清らかさ、シルヴァーを思わせるゴージャスな輝き、鋳型を活用したガラス製法によって、ラリックはフランスの伝統である生きる歓びを謳歌し生活の豊かさを楽しむアートを、20世紀の現代によみがえらせてみせたのでした。
本書は、ガレをはじめ世界屈指の収蔵を誇る北澤美術館が秘蔵するラリック・コレクションよりおよそ350点を集約し、煌びやかな代表作をお楽しみ頂ける1冊となります。
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