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1979年に刊行以来、いまも版を続ける司馬遼太郎のエッセイ集。
〈活字を大きくした新装版〉
「人間の何事かについて小説の構想を考えているとき、無数の、といっていいほどの無駄ばなしが脳裏を去来する」と司馬さんは「あとがき」で記している。
アメリカの剣客、策士と暗号、武士と言葉、幻術、ある会津人のこと、『太平記』とその影響、日本的権力についてなど、日本人の顔・名前――歴史小説の大家が折にふれて披露した、歴史のこぼれ話。
『竜馬がゆく』『翔ぶが如く』などの舞台裏を知るうえでも貴重な一冊。
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