草の根歴史学の未来をどう作るか

草の根歴史学の未来をどう作るか

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出版社
文学通信
著者名
黒田智 , 吉岡由哲
価格
2,970円(本体2,700円+税)
発行年月
2020年1月
判型
A5
ISBN
9784909658180

歴史学の新しい主戦場は、地域史だ!

地域には、これまで縦割りに区分され、歴史史料としてみなされることのなかった手つかずの史料が膨大に眠っている。史料学の成果を地域史研究に生かすということを軸に、若い執筆者たちがさまざまな史料と格闘して生み出した書。金沢大学の卒業生・修了生、大学院の修士・博士後期課程の在籍者・修了者らが執筆。執筆陣のほとんどは、北陸・東海地域の小・中・高校で学校教育に携わっている現職教員である。

これからの地域史研究の参考になることを目指すべく、史料撮影、教材研究、教材の作り方、郷土史研究と地域学習、卒論指導に関するコラムも備えた、かつてない日本史論文集。

編集は研究活動と同様、文化財調査・地域史研究に積極的に取り組んできた、黒田 智、吉岡由哲。執筆は、黒田 智、山野 晃、市河良麻、木村直登、岡田彩花、髙澤克幸、吉岡由哲、木村祐輝、竹内 央、土居佑治、木越隆三、髙澤由紀、河合 柚、鳥谷武史、村井淳志、山科建太、小川歩美、中山貴寛、宮下和幸、加護京一郎、林 亮太、西田夏希、森石 顕(執筆順)。



【本書は、大学教育の現場においても、学生の日本史論文の執筆などの際に参考図書となるだろう。各論文がもつ斬新な切り口は、研究視角や方法を見つけるための何らかの糸口になるやもしれない。本書はまた、学術的使命をもつ日本史論文集であるとともに、小学校から大学までの学校教育の現場に還元される教材でもあり、地域に根ざした郷土史研究、地域学習の教材としても活用されることを願っている。これから教師を志す若い人たち、学校教育の現場で悩んでいる教員の方々に、改めて学ぶこと、教えることの愉しさを実感してもらいたい。

 さらに、教員養成のあり方、あるべき学校教員像に一石を投じる書となれば望外の幸せである。】……「草の根歴史学の未来へ」より

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