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文明的背景を異にする日本で、イスラーム世界を根幹から理解するために。
著者は伝統イスラーム法学を脱構築し現代に甦らせる表現形態を探ると共に、どこまでそれを伝えることが可能であるか?を一貫して考え抜いてきた。
本書は、イスラームの世界観を背景に激動する国際政治を俯瞰するための基本的視座を提供し、井筒俊彦が切り拓いた東洋哲学としてのイスラーム理解に新たな一歩を進める。
「少年老い易く学成り難し。イスラーム研究を志して40年近くが経った。当時、出版されているイスラーム学の古典の数は限られて おり、日本の大学や図書館には基本文献さえも揃っていなかった。 (中略)昔を想うと、日本のイスラームの研究環境は、隔世の感がある。 しかし日本のイスラーム学はそれに見合う発展を遂げているとは言い難い。確かにイスラーム研究者の数、研究論文の本数は増えている。しかし私見によると、質はむしろ低下しており、国際的に比較すると相対的な立ち遅れはより明瞭になる……」
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