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ドイルによるその創造から、世界的大ヒット、無数の二次創作、「シャーロッキアン」の誕生とその活動、遺族と映画/ドラマ製作者らの攻防、そしてBBC『SHERLOCK』に至るまで――
140年に及ぶ発展と受容のすべてがわかる、初めての一冊。
ミステリマニア必携の書!
受賞!
スウェーデン犯罪小説作家アカデミー ベスト・ノンフィクション賞/ドイツ・シャーロック・ホームズ協会 青いカーバンクル賞/アガサ賞 ベスト・ノンフィクション賞/ロンドン・シャーロック・ホームズ協会 トニー&フリーダ・ハウレット文学賞
(…)これは「シャーロック・ホームズ」というキャラクターの創造と発展と受容を本格的に総合し俯瞰した、世界で初めての研究書なのだ。
コナン・ドイルの伝記は、彼が亡くなった一九三〇年で終わる。しかし本書では、ドイルの遺族たちがその後「シャーロック・ホームズ」に振り回される姿が、辛辣に描き出されている。また映画の研究書ではあまり描かれることがない、クランクインに至るまでの関係者の駆け引きや苦悩、さらに作られずに終わってしまった〓末までが語られる。
そして今まで日本ではほとんど知られることがなかったのが、「シャーロッキアン」がどのようにして生まれ育っていったのかということだ。(…)本書のおかげで、英米のシャーロッキアンたちがどのようにして「シャーロック・ホームズ」を受容し育てていったのか、そしてどのような騒動に巻き込まれ、道を阻まれようとしてきたのかが、わかるようになったのである。(平山雄一「監訳者あとがき」より)
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