致命傷

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出版社
二見書房
著者名
小杉健治
価格
713円(本体648円+税)
発行年月
2020年2月
判型
文庫
ISBN
9784576200101

許嫁への横恋慕が招く意想外な「殺し」の連鎖。栄次郎が下手人に迫る。

五年の逃亡から江戸に戻った清吉を襲う理不尽な悪夢。
最愛の許嫁はなんと……。
田宮流抜刀術の達人栄次郎は錯綜する事件の謎に挑む。

五年前に『守田屋』のおそめさんを巡って私の兄と諍い、誤って死なせて逃亡した。
おそめさんの許嫁・清吉さんが戻ってくるのを、父が仇をとろうと狙っています。父を「人殺し」にしないように清吉さんを護ってください──。
田宮流抜刀術の達人で三味線の名手・矢内栄次郎のもとを訪れた『江戸屋』の娘お糸が頼み込んだ。
窮地の清吉を護りつつ、栄次郎は事件の謎解きに挑む。


◆ 著者について
小杉健治 こすぎ・けんじ
「時代小説が書きたくて小説家を志した」と言う氏の面目を十二分に発揮した<栄次郎江戸暦>シリーズは、確実に大人の読者を魅了し、人気を不動のものにしている。
1983年『原島弁護士の処置』でオール讀物推理小説新人賞を受賞。
87年『絆』で推理作家協会賞、89年『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞。1947年、東京に生まれる。

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