学校の「当たり前」をやめてはいけない!

学校の「当たり前」をやめてはいけない!

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出版社
現代書館
著者名
諏訪哲二
価格
1,870円(本体1,700円+税)
発行年月
2020年2月
判型
B6
ISBN
9784768435755

ベストセラー『学校の「当たり前」をやめた。』徹底検証!
教育行政主導の学校改革に異を唱える!

麹町中学校長、工藤勇一氏のベストセラー『学校の「当たり前」をやめた。』(時事通信社)を徹底批判。プロ教師の会の諏訪哲二氏が同書を一言一句、検証する。学校の「当たり前」を廃止して教育を合理化する工藤校長の学校改革は、はたして子ども、社会のためになるのか。教師は、個人の力量や経験だけではカバーしきれない部分を、学校の「当たり前」で補っているという持論を基に展開。工藤氏の『学校の「当たり前」をやめた。』を適宜引用しながら、学校共同体の大切さや定期テストの意義、担任の権威性、近代的人間が備えるべき教養など、著者の現場での経験を踏まえて幅広く言及し、学校のあり方を考える。

商品レビュー

評価
★★★★★
公開日
2021年6月2日

【一番心に残った場面、言葉、】共同体を経由しない(中略)個人などは存在するはずがないのである。

学校は、人材養成の側面と人間形成の側面を持っており、側面を1つに限定できない場である。体育祭のクラス対抗が人間関係を悪化させると思っていたり、生徒は担任で勝ち組か負け組かを判断したりすると思っていたりすることを踏まえると、筆者の言う通り工藤氏は教育行政畑の人間で現場が見えておらず、学校という場所の性質を熟知していないのではないかと思った。
一見すごく画期的で優れているように見える工藤氏の教育改革も、現場サイドから見てみると必ずしもそうとはいえず、現場の実態を詳細かつ正確に把握する重要性を感じた。

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