戦火の海
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新たなる貿易の道を求め、東へ向かったナカツクニ(邪馬台国)の船団は、海霧に姿を隠した巨人に打ち沈められたという。“巨人”とは果たして何者なのか。女王・卑弥呼の密命を受け、東の情勢を探る旅に出た少年ワカヒコは、旅の途中、とある村の守り神である巨木を伐り倒そうとする“クナ王の使い”なる者に出くわす。クナ国といえば、ワカヒコの父・ススヒコが幼き頃、悪名高い暴君を倒し、人々を悪政から救ったという伝説が残る国だ。そのクナ国に、いつの間に新王が立ったのか。巨木を求める新クナ王の野望とは? ナカツクニとクナ国の最終決戦の幕が切って落とされる!――謎につつまれた弥生時代後期を舞台にした古代冒険小説三部作、堂々の完結編!
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