上野瞭を読む

上野瞭を読む

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出版社
創元社
著者名
上野瞭を読む会
価格
2,200円(本体2,000円+税)
発行年月
2020年1月
判型
A5
ISBN
9784422120683

時代、社会、人間の問題に常に鋭いまなざしを向けつづけた児童文学作家、上野瞭。

本書は2009年、平素より児童文学に携わる5名が上野瞭作品の読書会を開いたことにはじまり、精選17作品と8つのキーワードをもとにその作品の魅力に迫る手引き書である。

日本児童文学者協会賞を受賞しNHK連続人形劇にもなった代表作、『ひげよ、さらば』等の児童文学作品のほか、ドラマ・映画化された『砂の上のロビンソン』等の小説、晩年、同志社女子大学で催した「晩年学フォーラム」の機関誌ほか評論など、上野瞭を語るうえで欠かせない作品を取り上げる。
上野がその作品を生み出すに至った時代・社会背景に触れ理解を深めながら、作者が込めた思いに光を当て今日的な視点から丁寧に読み解いてく。構想を練ったノートや原稿、自筆のイラストカットなど、貴重な資料も公開する。
「国家」「家族」「出産」「老い」――。今日の私たちにも通ずる普遍的なテーマを斬新な切り口で見せる上野の物語は、今現在を生きる私たちの問題をもあぶり出しているように思えてならない。

〔上野瞭・うえのりょう〕
1928年、京都に生まれる。同志社大学文学部卒業。同志社女子大学教授。児童文学者。著書に『ちょんまげ手まり歌』、『ひげよ、さらば』、『さらば、おやじどの』(いずれも理論社)、『目こぼし歌こぼし』(あかね書房)、『砂の上のロビンソン』、『アリスの穴の中で』(いずれも新潮社)他、多数。

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