青狐の島

青狐の島

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出版社
国書刊行会
著者名
スティーブン・R・バウン , 小林政子
価格
3,520円(本体3,200円+税)
発行年月
2020年1月
判型
A5
ISBN
9784336063861

知られざる世界の果てをめざした男たちの物語!
ヴィトゥス・ベーリングの第一次カムチャッカ探検隊、第二次カムチャッカ探検隊(大北方探検隊)の物語。主体は第二次探検であり、この探検は歴史上最も野心的で資金に裏付けられた科学的探検だったと言われる。ピョートル大帝の命を受け、サンクトペテルブルクからシベリアへの陸路の開拓、無人地帯を旅する三千人もの一行の苦難、造船、カムチャッカ半島への渡航、北太平洋を越えてアメリカ北岸への航海、海難、壊血病、孤島への漂着からベーリングの死を越えて帰還まで、これまでよく知られていなかった約十年間の生死を賭けた陸路と海路の探検を描く。また、隊員のドイツ人博物学者ゲオルク・シュテラーの学問的貢献についても紹介されている。なお、タイトルは一行が漂着し、ベーリングが死んだ島には青狐が非常に多く生息していて襲われたことに由来。
「これまでほとんど知られていなかった、野心と、独創性、生き残りをかけた闘いの息詰まるような物語。冒険の日々や生存の闘いの細部においても、また、大きな政治的、科学的背景の面でも見事に描かれている」(カルガリーヘラルド紙)
「歴史上最大級の探検でありながら忘れ去られた物語を隅々まで紡ぎ出す。ベーリングの苦労と努力で獲得された地理的・科学的知識を知る機会である」(ニューヨーク・ジャーナル・オブ・ブックス)

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