持続可能な社会を構築していくには,自分の専門分野を深めるだけでなく,関連する学際研究,教養や文化も学ぶことが大切である。本書ではそのような多面的な考え方を身につけ,昨今の多様かつ複雑な社会問題を解決していく力を養う。
★主要目次★
1. SDGs時代におけるESDの役割
1.1 「持続可能な開発(発展)」とは何か
1.2 ESDのなりたち
1.3 国連「ESDの10年」の開始
1.4 日本の公教育におけるESDの推進
1.5 国連SDGsの開始
1.6 SDGs達成に向けたESDの役割
1.7 持続学への期待
2. 地球と生命40億年の持続
2.1 地球と生命の共進化―〓40億年間持続した命のバトンタッチ〓―
2.2 二酸化炭素は地球に何をしてきたのか―〓地球を巡る炭素の旅〓―
2.3 「人間とは何か」に迫る持続学
3. 安心して暮らせる生態系サービスの持続
3.1 身近な森林のいま
3.2 人工林(生産林)はそもそも手がかかる
3.3 所有者の問題,森林の歴史
3.4 森林荒廃の歴史
3.5 近代における木材需要の変化
3.6 今後も生態系サービスを享受するには
4. 住宅・建築の省エネルギーと持続
4.1 住宅のエネルギー消費
4.2 ビルのエネルギー消費
4.3 住宅・建築の省エネルギーについて
4.4 実態を理解して持続可能な社会に
5. 資源循環と持続
5.1 わが国の物質フロー
5.2 廃棄物と資源の違い
5.3 3R社会とプラスチックリサイクル
5.4 エネルギーの自給とバイオマス利活用
5.5 未来への期待
6. 経済のグローバル化時代における民主主義・人権の行方
6.1 グローバル経済の発展と市場優先による社会秩序の崩壊
6.2 種子を巡る紛争〓―〓多国籍企業対農民と地域共同体の攻防
6.3 生命特許の始まり
6.4 問題の歴史的原因を探る
7. “人(ひと・ヒト)”が生きる・生活するための持続
7.1 ヒトの持続
7.2 ひとが生きる持続
7.3 人と社会の持続
7.4 “持続”は誰のためにあるのか
8. 健康・ライフスタイルと持続
8.1 健康とは
8.2 生活習慣病とは
8.3 食事の意義
8.4 喫煙の弊害
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