出版社よりお取り寄せ(通常3日~20日で出荷)
※20日以内での商品確保が難しい場合、キャンセルさせて頂きます
六十代に入った頃からだろうか、かつてのあるシーンが、何ともいえなく懐かしくなり、しばし、じっと思い出にひたっていたり、それを家人に言ったりしたが、ある時これらを文字にしたいあふれる気持ちが先行し、気がついたら机に向っていた。
本来、言葉で何かを表現する事は苦手で、押し付けの様にも思えて、ずっと避けてきた。
日記はもとより、残るものはいっさい嫌っていたのに、人間は変わるものだと、我ながら驚いている。
それとも年齢がそうさせたのだろうか。年をとるとはこういう事なのか、とも。
過去の思い出を慈しみ、まだ残された未来を豊かで味わいある日々として過ごしたい思いは、心の奥底からじわっとわいてきている。
子供達が自立しそれぞれ家庭を持ち、孫達の世代を見ることで、時間が太く長い束の様に過ぎ去ってきたな~と。
思い出は一幅の絵はがきの様に現れ、それらが遠い昔の点となり、点と点を引いてみると、今日の自分に至り、その絵はがきが、いきいきと飛び出してくるようでもある。
その中から特に思い浮かぶ絵はがきを、文字にしてみました。
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。