精神医療 97号

特集:医療保護入院 制度の廃止に向けて

精神医療

取り寄せ不可

出版社
批評社
著者名
『精神医療』編集委員会(1992) , 古屋龍太 , 太田順一郎
価格
1,870円(本体1,700円+税)
発行年月
2020年1月
判型
B5
ISBN
9784826507103

◆措置入院(94号=特集)・医療観察法(96号=特集)、そして医療保護入院制度(強制入院)が長期入院患者を遷延化し退院・地域移行を困難にしている。なかでも医療保護入院は、2013年度の精神保健福祉法改正により、保護者制度の廃止とともに、退院後生活環境相談員を配置し、退院支援委員会を設けることなど地域移行支援が病院長に義務付けられた。しかし、近年では入院患者の約半数が医療保護入院となり、諸外国に比しても突出して強制入院が多い日本の恣意的で曖昧な制度活用は、社会防衛のために患者を隔離収容する精神科病院大国・人権後進国ニッポンの象徴的制度となっている。
◆そもそも、自傷他害の恐れはない本人の「医療及び保護」のための入院治療とは何なのか? 医療保護入院制度は、誰のためにある制度なのか? 医療保護入院は、なぜ今も存続しているのか? 医療保護入院制度の全廃は、この国で可能なのか? 日本の精神医療改革の大きな足枷になっている医療保護入院制度の問題点を指摘し、制度廃止の可能性を検証する。

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