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近世臨済禅の巨匠 古月禅材の語録
初めての全訓注
「西の古月・東の白隠」「枯禅の古月・勇猛の白隠」などと、常に白隠慧鶴と対比的にとらえられる古月禅材だが、白隠禅一流となった現在、その『語録(四会録)』は、かえりみられず、未だに開版されたこともない。『四会録』の原本は、古月開山の久留米福聚寺に保存されており、今回は、その原本を底本に用い、古月遷化後、二百七十年を経て、初めて活字化し、訓読・注記・意訳を加えて刊行するものである。
近世禅宗史の全貌をとらえる必須の一書となるであろう。
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