ド・マンは「ロマン主義」をどのように定義しようとしていたのか。
その「定義づけ」はなぜ「歴史的」であり、「困難」をともなうのか。
晩年のド・マンは「永遠のパラバシス」としてのアイロニーについて
本格的に探求しようとしていた。
その探求は定義上、比喩言語をめぐる探求なしにありえない。
「行為遂行的なレトリック」の考察は「認識的なレトリック」の
考察なしにありえない。
たとえ消極的なかたちであれ、比喩言語に関する理論的考察への道を
もたらしたのは、ガウス・セミナーをはじめとする
彼の「歴史的な」ロマン主義研究であった。本邦初訳。
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