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グレイスの為少年は、真祖に挑む
炎熱城砦の最奥。
火の精霊殿にて封印されていた宝珠を入手したテオドールたちは、魔人を信仰する“デュオベリス教団”の聖地を調査するため、南方へと出立。
砂漠の王国・バハルザード王国を目指すのであった。
デボニス大公領を経由した旅は順調そのものと思われるも、道中テオドールは怪しげな集団を発見することになる。
バハルザード王国と、その統治下にある遊牧民との間に不和の種をまくことがその目的であると見抜いたテオドールは、バハルザード王家の第2王女であるエルハームに助力を申し出、これを退けることに成功。
一件落着かと思われたが、テオドールはまだ知らなかった。
この事件の裏で糸を引いていたのが、他でもないグレイスの両親を死に追いやった仇敵、オーガストであることに……。
転生×魔法ファンタジー第12弾!
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