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「オレ、誕生日プレゼントは、りっちゃんが欲しい――」
夏生と「さよなら」した理紗に、千紘が誕生日プレゼントとして希望したもの。
それは「りっちゃん自身」だった。
千紘の誕生日当日、彼の家でシャワーを浴びていた理紗はしかし、
不仲のはずの千紘の父親が急に帰宅してきた現場を目撃してしまう。
甘く幸福な誕生日になるはずの夜は、そこからなにかが狂いはじめて……。
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