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二〇一八年は、元号が明治となって百五十年。遡ってみると、明治維新とともに政治・産業・経済・文化・教育等など多岐にわたって近代化が推し進められた時代、宗教の近代化とそれに伴う廃仏毀釈、神仏分離の動きは、一千年以上奈良や東大時が育んできた歴史観、価値観を一変させた。社会構造が複雑化していく明治期における宗教の近代化を多角的にとらえ考察した待望の書。今まで学問的関心が低かった明治時代の奈良、東大寺に視点を向けた講演、研究報告をまとめた論文集。
目次:近代仏教史観の見直しと東大寺―正法理念と『金光明最勝王経』に着目して(島薗 進)/明治期における神仏分離と修験道(田中利典)/東大寺における神仏習合(狹川宗玄)/東大寺管轄期の浄土宗―『教導職要用記』を手がかりとした予備的考察(谷川 穣)/文化財写真の資料的意義 ―明治時代の奈良の調査を中心に―(田良島哲)/近代南都と奈良博覧会(黒岩康博)/近世近代移行期の東大寺 ―組織の変遷を中心に―(坂東俊彦)/全体討論会『明治時代の東大寺 ―近代化がもたらした光と影』
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