ホープ・レスリー

ホープ・レスリー

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出版社
国書刊行会
著者名
キャサリン・マリア・セジウィック , 高野一良
価格
3,960円(本体3,600円+税)
発行年月
2019年12月
判型
B6変
ISBN
9784336065599

『モヒカン族の最後』と並ぶアメリカ歴史小説の傑作、待望の翻訳!

民族、人種を超えること、それがアメリカの原点だ。
今のアメリカに読ませたい。

深い絆でつながった白人とインディアンには、決して超えられない壁があった――
信仰に基づく理想的な社会の建設を目指して新天地に渡ったピューリタンたち。
白人とインディアン、開拓者たちと滅びゆきし者の運命は激しく交錯する。新世代の若者たちとインディアンの人種を超えた絆、ロマンス、そして復讐劇……。
マサチューセッツ湾植民地の初代総督ジョン・ウィンスロプ、ピクォート族の長のモノノットなど実在の人物、また白人とインディアンのピクォート戦争など実際の事件のなかで、インディアンの娘マガウィスカ、移民第二世代のホープ・レスリー、エヴェレル・フレッチャーと三人の魅力的な若者が苦悩し、生命を賭する。それがピューリタン社会に反していても……。
フェミニズムの文脈でも再評価著しい激動と葛藤の歴史ロマンス大河小説。

〈あらすじ〉
1630年マサチューセッツ湾植民地――。従妹アリスとの結婚を破談にされたウィリアム・フレッチャーは、失意のもと、別の女性と結婚し新大陸のボストンに渡る。
新たな人生を歩みだしたウィリアムはある日、一通の手紙を受け取る。アリスが亡くなり、二人の娘を彼に託したいというのだ。植民地到着後、姉は新たにホープという名を、妹はフェイスという名を与えられた。姉ホープ・レスリーはアリスの生き写しのような少女だった。
ひと足先にフレッチャー家に着いた妹フェイスを出迎えたのは、ウィリアムの長男エヴェレルら、フレッチャー家の面々と召使いとして使われていたインディアンの娘マガウィスカ。しかし、ピクォート族の娘である彼女は兄を白人に虐殺された過去をもっていた……。エヴェレルはマガウィスカの話に耳を傾け、人種を超えた信頼関係を築く。
いよいよホープがウィリアムと共にフレッチャー家にやって来るその日、事件は起こった――マガウィスカの父、ピクォート族の長モノノットがフレッチャー家を襲ったのだ。ウィリアムの妻子らは虐殺され、エヴェレルとフェイスは彼に連れていかれる……。
ホープとフェイス、エヴェレル、インディアンの娘マガウィスカの運命を、原始の大自然が広がるアメリカ大陸を舞台に、壮大なスケールで描いた圧巻の黎明期アメリカ歴史絵巻。

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