プロレスラーは観客に何を見せているのか

プロレスラーは観客に何を見せているのか

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出版社
草思社
著者名
TAJIRI
価格
1,760円(本体1,600円+税)
発行年月
2019年12月
判型
四六判
ISBN
9784794224323

「プロレスとはキャラクター産業である」
これは、僕がかつて五年間所属した世界一のプロレス団体
WWEのボスであるビンス・マクマホンの口癖である。
彼がWWEを世界一のプロレス組織にまで押し上げることができた
理由の一つはこの言葉にある。そしてまた、プロレスについての真理が
込められている言葉でもあると僕は思うのだ。
 当時の僕らはことあるごとに、この言葉をビンスから聞かされていた。
だが現在になって振り返ると、そのころの僕はまだ、その意味がわかったような、
わからないような、そんな状態だったように思う。
 この言葉の意味が徐々にだが本格的に理解できてきたのは、WWEを辞め、
日本へ帰ってきて、ハッスルやSMASHといった団体のプロデュースを
僕自身が手掛けるようになってからである。
そして、いまではこの言葉は、僕の中では最重要のプロレス理論にまで昇華
されているのだが、その理由や、そう考えるに至った経緯については
これから本書の中で詳述していく。(本書より)

《技は選手の自己紹介のためのツールに過ぎない》
《人気が出るキャラクターには共通する要素がある》
世界最高峰のリングWWEからインディー団体まで、
日米マット界の「光」と「陰」を知る著者がはじめて明かす
熱狂を生み出す「サイコロジー」のすべて。
自身の圧倒的な経験値をもとに綴る、目からウロコのプロレス論!

<目次より>
第1章 プロレスラーの条件――入門前・入門後
第2章 職業としてのプロレス――メジャーとインディー
第3章 プロレスの「技」とは何か――海外と日本
第4章 サイコロジーの帝国――WWEの教え
第5章 オレたちは新しい何かを創り出している――ハッスル戦記
第6章 人間は何者かにならなければならない――SMASHの挑戦
第7章 巨大帝国WWEの変貌――システムと個人
終章 そして、いま僕は何をしているのか
あとがき

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