コミュニケーション的存在論の人類学

コミュニケーション的存在論の人類学

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出版社
臨川書店
著者名
杉島敬志
価格
4,400円(本体4,000円+税)
発行年月
2019年12月
判型
A5
ISBN
9784653043874

存在は単独で存在するのではなく、コミュニケーションやゲームとともに立ち現れる――人類学理論の中心をなす「存在論」の議論を拡張し、現代人類学が進むべき未来を模索する。国立民族学博物館共同研究の成果を書籍化。


【目次】

序 論 ――参与観察を讃えて―― 杉島敬志
第一章 何をしたら宗教を「真剣にとりあげた」ことになるのか?――調律と複ゲームのフィールドワーク論―― 片岡 樹
第二章 開放系コミュニケーション――東北タイにおける経産婦の病ピットカブーンの事例研究―― 津村文彦
第三章 コミュニケーションにおける様相変化――インドネシア・中部フローレスにおける妖術の記述的考察―― 杉島敬志
第四章「育つ岩」――コミュニケーション/エージェンシーの限界をめぐる試論―― 里見龍樹
第五章 起源の場所――バリにおける土地のエージェンシーを考える―― 中村 潔
第六章 書類の/とエージェンシー――パプアニューギニア・マヌス島における法とコミュニケーション―― 馬場 淳
第七章 社会化をうながす複合的文脈――グイ/ガナにおけるジムナスティックの事例から―― 高田 明
第八章 技術習得と知識共有――マダガスカル漁撈民ヴェズの事例から考える―― 飯田 卓
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