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「何もない日常」に通底するもの
農村の日常生活の情景にこそ、今日の中国の農民生活の息遣い、社会組成のありようを理解する手がかりがある。研究者を呪縛していた境界の存在を前提とする集団や組織といった語を離れ、境界が時と場合に応じて顕在化/潜在化し、その規模も伸縮に富むような〈集合〉を焦点化、中国理解の扉を開く。
【推薦】
一見融通無碍に見えながら極めて精緻に織りなされる中国人どうしの社会関係。変貌著しい2010年代の中国農村に住み込んだ若き人類学者が、日常のさりげない出来事を通して読み解く中国人社会論であり、研究史上に新たな到達点を記す必読の研究書である。
(東北大学東北アジア研究センター教授 瀬川昌久)
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