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26歳の子規(1867-1902)は,芭蕉の旅の跡を辿る東北巡行を決行,「はて知らずの記」を残した.子規は各地を旅している.発病後も,軽症の内は,自分を奮い立たせるように旅を続けている.句,歌を織り込みながら,旅先での風物,人との出会いを様々に描き分けている.子規の紀行文には,俳句革新の覇気に満ちた青年文学者の颯然たる気概をよく伝える.代表的な紀行文8篇を収録.詳細な注解を付した.
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