熱闘エンドオブエイジア
予備知識なしに読むことのできる、はじめての『日本書紀』、第2巻です。
第2巻では、天皇は国内のみならず朝鮮半島に乗り出します。その戦いや如何に!!
中国に向けて書かれた『日本書紀』は、これよりアジアとの関係が描かれていきます、当時の日本の世界への思いを感じてください。
?あらすじ?
【⑭仲哀紀・神功紀→⑮応神紀→⑯仁徳紀→⑰履中紀→⑱反正紀→⑲允恭紀→⑳安康紀】
第十四代仲哀天皇は后・神功皇后と熊襲(くまそ)反乱の制圧に向かいますが、神託を疑い崩御。皇后は新羅(しらぎ)に出陣。新羅王は服従します。
皇后は凱旋の帰途皇子を生み、策略を駆使して国内の反乱軍を打ち破りました。皇子は第十五代応神天皇となります。
応神天皇の死後、次男の大鷦鷯尊(おおさざきのみこと)が即位し、第十六代仁徳天皇となります。その治世は慈悲に満ち、聖帝と呼ばれる一方、恋多き天皇として知られています 。
仁徳天皇の皇子・去来穂別皇子(いざほわけのみこ)は、弟の住吉仲皇子(すみのえのなかつみこ)の反乱を制圧し第十七代履中天皇となり、次に同母弟が第十八代反正天皇となります。
次の第十九代允恭天皇は盟神探湯(くがたち)という占いによって氏姓の乱れを正しました。皇太子・木梨軽皇子が失脚。穴穂皇子が即位して第二十代安康天皇となります。天皇は讒言によって大草香皇子(おおくさかのみこ)を無実の罪で殺し、その幼い遺子・眉輪王(まよわのおおきみ)に殺害されます。
【目次】
・はじめに
・当時の日本と韓半島
●第一章 熊襲制圧と朝鮮三国との外交
・この章の流れ
・天皇の系図
・主な登場人物
【第十四代仲哀天皇=タラシナカツヒコ物語
神功皇后=オキナガタラシヒメ物語】
・仲哀天皇、父を偲び白鳥を献上させる。新羅遠征に同意せず、急死
・神功皇后、神託を受ける。熊襲征討
・神功皇后の新羅親征
・神功皇后の凱旋と、カゴサカ、オシクマの謀反
・ホムタワケ皇子、皇太子になる
・百済との友好の始まり
・朝貢をめぐる百済と新羅のトラブル
・新羅を再び討つ
・右富実先生のもっとわかる日本書紀① 元号の代わり
●第二章 渡来文化と皇位継承問題
・この章の流れ
・天皇の系図
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